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結婚とは
初恋? 中学編⑫
2022/06/23神奈川県 川崎市 曇り 最高27度 最低22度
<中学編⑪から続く>
Mさんからの手紙を自宅で開く時は本当に心臓が口から出そうでした。
封筒から便箋を出した時にほのかにいい香りがしました。
「そうか、女の子はこんな事にも女らしさを出すんだ」と当時は新鮮な驚きでした。
内容を要約すると
<あなたが私の事を好きだ、という事をT君から聞いてこの手紙を書きました。私もあなたを好きだったから>
というような内容でした。
何と行動力があるのだ、それに比べて自分は情けない。あなたが好きだった、への喜びの半分くらい告白できなかった
情けなさがありました。そんな情けなさも感じながら早速、便箋を探し返事を書きました。どんな文面だったかすっかり記憶にありませんが「写真が欲しい」と書いたことを覚えています。
翌日、白紙の封筒に入れてT君に「返事渡してほしい」と手渡ししました。
クラスの他の人の目もあるのでその後のやり取りは彼からMさんに渡してもらい、Mさんも彼を通じて私に渡す、がずっと続きました。今から思えばノート1冊作って交換日記みたいにしたらよかったのにと思いますが当時はお互い、何の疑問もなく(便箋in封筒)のやり取りを続けました。
そんな我々のキューピットになってくれたT君でしたが彼も好きだった子がいてある日私に「手紙書いたから君から渡してほしい」と手紙を託されました。彼は男らしく自分から行動を起こしました。偉い!!!
私は喜んで彼の好きなMさん(この子もMさんでした)に渡しに行きました。この時彼女はすでにT君の気持ちはわかっていたようで意外にあっさり「ありがとう」と言って受け取りました。
T君とMさんの受け渡しはその時一回だけでした。その後は直接していたのか、はわかりません。
それに比べて私とMさんは卒業式まで毎回欠かさずレター交換をします。(T君経由で)
<中学編⑬に続く>